コロナ禍の中、日ごとに感染者数が増えてきています。地方都市でさえも油断ならない状況になってきているようです。
サウナ好きの方にとって、健康ランドやサウナに行きにくい雰囲気となっています。
私は、長年、家庭用遠赤外線サウナを愛用していて、その恩恵にあずかっています。
実際に使ってみた体験談を紹介させていただきます。
- 遠赤外線とは
- 私が家庭用遠赤外線サウナを買った理由
- 愛用の遠赤外線サウナ
- 実感した遠赤外線サウナの効能
- 高温サウナ(蒸し風呂)との比較
- 遠赤外線サウナは、コロナウイルスへの対抗手段となりえるか
- さいごに
遠赤外線とは
遠赤外線とは、光や電波と同じ電磁波の一種で、可視光の赤色よりも波長の長い赤外線のうち、4ミクロンから50ないし100ミクロンまでの領域の電磁波をいう。赤外線は熱作用を持っている。
「NASA(アメリカ航空宇宙局)の研究によって、人体は8~14ミクロンの遠赤外線をよく吸収して熱作用をすることがわかってから、ブームが起こったんです。」と、医学ジャーナリストの林義人氏は言う。
もう少し正確にいうと、昔はこの遠赤外線を効率良く放射するヒーターが作れなかった。それが1980年代後半にセラミックス製造技術の進歩などで可能になった。
そこで、遠赤外線コタツ、ヒーター、オーブンなどの製品が次々に姿を現すことになったのである。「8~14ミクロンの遠赤外線はアルミナ系やジルコニウム系のファインセラミックスから得られます。
この波長の波は皮膚の下40~50ミリメートルまで到達し、細胞組織と共鳴作用を起こして体を内部から温めます。毛細血管を拡張し、全身の血液循環を活性化させ、新陳代謝を促進します。その結果、組織を再生する力が高まるわけです。
また、異常興奮を起こした近く神経を抑制したり、自律神経の機能を調整する効果もあります」(林氏)このことから筋肉の疲れがとれて、疲労回復から冷え性、肩こり、腰痛などに効果があるとされている。
また、人体のツボの部分に遠赤外線を当てると、鍼灸と同じか、より高い効果が得られるという。遠赤外線は、人体細胞と共振して発熱する原理ゆえ、皮膚の表面から熱だけ電動する温灸やお灸よりもよりすぐれた効果があるというのだ。
このような遠赤外線のツボ刺激、あるいは鍼灸との併用治療により、難病の関節リウマチをはじめ、通風、慢性気管支炎、気管支喘息、慢性肝炎、胃・十二指腸潰瘍病などまで治療効果が現れるという。
(深見 輝明)
引用元 http://www.tokainetu-enseki.co.jp/topics01/2.html
引用元 https://mikakukyokai.net/2015/04/06/denshirenji/
遠赤外線の利用例
- 調理器具(焼肉用グリル・焼き魚用グリルなど)
- 炭火焼き鳥・石焼き芋
- 衣類(タイツ・靴下・肌着など)
- 医療用温熱器 ベルト(肩こり・関節炎・腰痛など)
- こたつ、ヒーターなど
私が家庭用遠赤外線サウナを買った理由
私が次女を出産したのは37年前なんですが、産後の肥立ちがとても悪かったのです。
産後、体調が戻らず、とにかくしんどくて苦しくて、腰痛もひどく、藁をもすがる思いで病院を転々としました。
尋常じゃない辛さにどこか悪いはずだと色んな検査を受けました。
しかし、特に悪いと判断される箇所がなく、睡眠不足程度にしか考えてもらえませんでした。しっかり栄養を取って、睡眠を充分確保するようにと、どの病院も同じコメントでした。
そんな中、隣の駅前に古くからある漢方薬局を尋ねました。
店主に話を聞いてもらうと、私に合いそうな漢方薬を調合してくれました。
漢方では、「虚と実」あるいは「陰と陽」に体質タイプが分けられます。
身長165㎝、体重50㎏の私は、ガリガリに痩せてはいませんが、筋肉が少なく疲れやすく体力がない細身の「虚」タイプに入ります。
そこで、「当帰芍薬散」(とうきしゃくやくさん)という漢方薬を処方してくれました。
それを飲み始めてしばらくすると、何だか体調が良くなっていったのです。
後に保険適用を受けて手軽に続けることができるようになりました。
現在も続けて飲んでいます。
結局、産後女性の「血の道症」「不定愁訴」とでもいうのでしょうか。
もともと冷え性で子供の頃には、手足にしもやけができる体質でしたので、冷えからくる体調不良だったようです。
子育ては体力勝負です。身体を芯から温めキープできる遠赤外線サウナが欲しくなり、色々調べ購入に至りました。
近年、冷えや低体温は、万病の元だとわかってきています。
その頃から、私は健康オタクと化し、今では10歳以上若く見られるようになりました。
家庭用遠赤外線サウナを購入して、本当に正解でした。
愛用の遠赤外線サウナ
家庭用医療器具として販売されていました。現在もまだ使えています。
高さ167㎝ 横幅82㎝ 奥行62㎝ でコンパクトですが、中ではゆったりできます。
左から、ブレーカー・タイマー・温度調節・遠赤外線・温風切り替え
サウナが設置できるよう、脱衣場を設計しました。
イメージほど場所を取らず、家具が一つ増えるような感覚です。
背中部分と足元の遠赤外線ヒーター
読書灯があり、座ってゆっくり読書できます。
思春期の頃の娘たちは、二人で入ってお喋りしていました。
扉上部にある遠赤外線パネル、換気スイッチ、温度計
前面両サイドコーナーの遠赤外線ヒーター
低温(約60度~80度程度)で、じんわり温まっていき、相当な汗が出ます。
実感した遠赤外線サウナの効能
- 身体が芯から温まり、ホカホカになります。冷えが改善され新陳代謝がよくなります。
- 思春期のニキビには効果てきめんです。汗腺や皮脂腺からのデトックス効果があり、詰まった汚れや皮脂を出してくれます。
- 低温のため、長時間入っていられるので、読書に最適な空間です。
- とにかくお肌がツルツルになります。
- 血流を良くし、肌のターンオーバーを促してくれます。
- 自律神経を整えてくれるので、不眠症が改善され、よく眠れるようになります。
- 肩こりがほぐれ、全身がすっきりします。
- 更年期を難なく過ごすことができました。
- 免疫力を上げる効果を期待して、リウマチやガンなどの治療に取り入れている医療機関もあるようです。
高温サウナ(蒸し風呂)との比較
一般的な高温サウナ(蒸し風呂)は、蒸気が息苦しく感じたり、高温過ぎると、長時間入っているのが苦行のようになります。
だいたい80度~100度に温められ、汗ぐっしょりとなります。
蒸し風呂の場合、汗腺が開き、大量の汗が出ますが、皮脂腺が開きません。
そのため、遠赤外線サウナに入った後とは明らかに肌ツヤ感に差があります。
遠赤外線サウナは、汗腺と皮脂腺の両方を開いてデトックスしてくれます。
蒸し風呂は、肌表面を温めますが、遠赤外線サウナは、芯から温めますので冷めにくいです。
引用元 Domani
遠赤外線サウナは、コロナウイルスへの対抗手段となりえるか
アメリカのコロンビア大学では、遠紫外線が殺菌UV光として、コロナに効果を発揮するのではと検証が進められているようです。
ワクチン開発以外でも、世界中で様々な研究が進められていて、終息に期待が集まっています。
遠赤外線においては、免疫力を上げるという点で、コロナ対策に有効だと個人的に思います。
コロナ禍の最中、お盆休み中は、go to トラベルよりも、家庭用遠赤外線サウナの中で読書して過ごしたいと思います。
さいごに
記憶では、当時の金額で35~6万円で購入したと思います。
37年で割ると、1年に約1万円のコストとなります。
家族全員が何度でも使えて、時間も自由で、健康管理ができたことなどを考えると、費用対効果抜群の買い物でした。
新しい物好きで、気になる商品は一早く手に入れたくなる癖があります。
数々の失敗もありましたが、遠赤外線サウナは大ヒット品でした。
まだまだ、壊れるまで使い続けられることを考えると、本当に愛すべき我が家の遠赤外線サウナ。
現在は、昔よりも多種多様なタイプの商品が販売されていることでしょう。
コロナ禍の下、お家時間を有意義に過ごすツールとしてもお薦めです。