「さわら」は「鰆」と書き、ここ関西では春が旬の魚です。
関東では脂の乗った寒鰆が好まれるようです。
縁起がいいとされる出世魚で、50cmくらいまでを「さごし」と呼び、それ以上のサイズを「さわら」と呼びます。
さわらは1m以上になるものもあるようです。
淡白でくせのない白身魚で、鮮度の良いものは刺身でも美味しいです。
塩焼き、照り焼き、西京焼き、煮つけ、蒸し物と多くのメニューを楽しめます。
珍しいさわらの卵(真子)が売られていたので、買ってきて煮付けるととても美味しかったです!
さわらの卵(真子)の煮つけ
下処理
酒を大さじ2ほどかけて、10分程おき臭みをとります。
You Tube を見ると、熱湯をかけて下処理をしている方もいらっしゃいますが、あまり臭みやぬめりがなく、気にならないので省略しました。
なんと30cm以上ありました!
グロテスクで誰も買わないので、半額奉仕(280円)していました。
煮汁を作る
魚卵を煮る時は、煮魚を作る時と同じように準備し、微調整をします。
- 水 80cc
- 酒 80cc
- しょうゆ 80cc
- みりん 80cc
- 砂糖 大さじ 1
- しょうが ひとかけ
2~3cmにカットして煮ると紹介しているレシピもありますが、どれくらいチリチリバラバラになるか予想できなかったので、二つにカットして煮込みました。
さわらの卵を煮る
落し蓋をして、中火で煮詰める。
煮汁に漬かっていない部分にスプーンで煮汁をかけながら様子を見る。
味が浸透するように竹串で皮に穴を開けておいたら、その部分から炸裂して味が浸み込んでくれました。
濃い目の味で、ご飯が進みます。
酒の肴にも絶品です。
煮汁でもう一品
煮魚の煮汁にはたっぷりの旨味が出ています。
さわらの卵の煮汁には、ほのかにさわらの味がします。
鍋に残った煮汁に少し水を足し薄めます。
豆腐を追加して煮込むととても美味しいです。
さわらの卵の栄養価
- ビタミンA、ビタミンB群、ビタミンEなど抗酸化作用や免疫力向上に作用する。
- 亜鉛、銅といった体調管理に不可欠なミネラルが豊富。
- 注目のタンパク質が豊富。
- EPAが豊富・・血圧、コレステロール、中性脂肪の低下。
- DHAが豊富・・ガンの抑制、脳の発達、血液の改善、アレルギーの改善。
プリン体を意識して避ける方がいますが、毎日食べるわけじゃないし、珍味として少し食べる程度でしたら、豊かな食生活を楽しめると思います。
さいごに
今回、初めてさわらの真子を買いました。
お店で見るのは本当に珍しいです。
釣りをされる方は、釣った魚を自分でさばいて、たまたま卵をだいていたということがあるかと思います。
調べてみると、さわらの真子でカラスミができるらしいです。
自作のカラスミでパスタやリゾットを作ったら、さぞ美味しいでしょうね。
今度挑戦しようと思います!
魚の「真子」「白子」「肝」は本当に美味しいな~