私の好物の一つにあんこ入り餅(あん餅・焼き餅)があります。
デパ地下の催事などで見つけると、うれしくて即買いします。なくなると再現できたらなァと強く思います。
そこで、自分なりに色々と挑戦して作ってみました!
ホームベーカリーを使って
もち米4合を洗ってざるに上げる。
ホームベーカリーに、水380ccと一緒に投入して、餅つきコースを選択。
1時間20分の放置で餅が出来上がる。
片栗粉では、上手く餅を扱えません。もちとり粉が必要です。
一方、餅つき中に、あんこを作っておく。
水分を飛ばしながら、多少潰す。
あんこが飛び出さないように包むのは難しいです。
餅とり粉が餅の表面の湿り気を無くすので、あんこを包んで封印しにくいのです。
一人作業だと、つきたての餅をちぎるだけで一杯一杯で、あんこを包むタイミングが遅れるのです。
二人がかりの流れ作業で素早く作るのが理想です。
固くなったら、焼いて食べるともっと美味しいです。
しかし、求めているのと違っていました。
既製品のお餅を使って
サトウの切り餅
私が持っているシリコンスチーマーには、2個がちょうど良い。
シリコンスチーマーは、皿に乗せてラップをかけるのに比べて、
蒸し野菜など、とても美味しく出来上がります。
少しタイムが長すぎた感じ。
すんなりとあんこを包めました。
しゃぶしゃぶ用スライス餅
2枚で、サトウの切り餅1個分くらいのボリュームです。
あんこは包みやすかったです。お餅が薄いので、あんこが透けて見えます。
白玉粉を使って
今回は、既製品のあんこを購入。
白玉粉に水と塩少々入れ練る。少し寝かせる。
あんこを丸めておく。
白玉餅で包む。
米油を敷き、フライパンで焼く。
不格好ですが、まあまあお気に入り。
ラップで包んで、ジプロックに入れ冷凍保存できる。
一番のおすすめは
色々試しに作ってみましたが、既製品のあんこは、北海道小豆にこだわって買っても甘過ぎます。
御座候(ござそうろう)のあんこを買ってきて作るといいのですが、コロナ禍に、わざわざデパ地下まで買いに行くのも労力です。
白玉粉は、水分が多すぎると泥んこ遊びのようになりますし、少ないとひび割れしやすいです。水分量によって出来上がりの柔らかさが違ってくるので微調整が難しいです。
中にあんこを包まず丸めるだけなら簡単なんですが。
ユーチューブには、私が求める参考動画がありません。
結局、有名で評判の良い焼き餅を通販で買うのがベストな方法だとわかりました。
私の中では、あんこ入り餅の双璧は、京都上賀茂神社前「神馬堂(じんばどう)」の焼き餅と、太宰府天満宮の「梅ヶ枝餅(うめがえもち)」です。
「神馬堂」の焼き餅は、京都の上賀茂神社前「神馬堂(じんばどう)」へ行かなければ買えません。
京都のデパ地下でも販売されているようですが、京都へ行かなければ買えません。
一方、太宰府天満宮の「梅ヶ枝餅(うめがえもち)」は、通販で買えます。
冷凍品ですが、保存できるので、送料無料になる量を買うのがおすすめです。
食べたい個数を電子レンジで解凍後、トースターで焼くと美味しさを再現できます。
おうち時間、ちびりちびりと解凍して味わえるのがいいですね。
一番のおすすめです。
さいごに
あんこは粒あん派とこしあん派に分かれ、小豆一つにとっても奥が深い食文化です。
私は粒あん派で、あんパンもあんこ入り餅も粒あんタイプが好きです。
北海道大納言小豆の新物をグツグツコトコトゆっくり煮込んで、四国の和三盆で甘味を出すと贅沢の極みですね。大粒の小豆が崩れず、ほんのり上品な甘味が浸透したあんこは、それだけで高級和菓子となります。
小豆は、銅鍋で木じゃくを使ってかき混ぜる。こんな繊細なあんこ文化。日本食が世界遺産になるわけですね。
小豆には食物繊維がゴボウの3倍、カリウムがアボカドの2倍も含まれています。
ポリフェノールは赤ワインの1,5倍含まれているそうです。
その他、亜鉛や鉄分も多く、もちろん豆なので、タンパク質も豊富です。
ダイエットされている方は、生クリームを使った高カロリーの洋菓子よりも、ヘルシーなあんこの和菓子がおすすめです。
休日のお三時、クーラーのきいた部屋で、熱い煎茶と一緒にあんこ餅をいただくのは至福の時です。